日本代表の2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選、11月15日のインドネシア代表、19日の中国代表とのアウェー2連戦が迫る中、日本人選手の活躍が欧州各地で見られた。
まずは、今2024/25シーズンにJ1の鹿島アントラーズからブンデスリーガのマインツへ完全移籍したMF佐野海舟だ。マインツは現地11月9日ブンデスリーガ第9節で強豪ボルシア・ドルトムントを3-1で撃破し、今シーズンホーム初勝利を挙げた。佐野はこの試合で36分に正確なロングフィードでのゴール演出や守備での圧倒的なボール奪取力を発揮し、勝利に貢献した。
そして、続いては同じく今シーズンにJ1のFC東京からプレミアリーグのサウサンプトンに移籍し、現在はトルコのギョズテペにレンタル移籍しているMF松木玖生だ。松木は現地11月10日のリーグ第12節でコンヤスポルをホームに迎えた試合の62分から途中出場し、65分にはペナルティエリアのやや外から豪快にゴールを決めた。味方のオフサイドが判明しゴールは認められなかったが、凄まじいシュート力を披露した。さらに試合終了間際の90+10分には同じような位置から今シーズン初ゴールを決め、チームの勝利に貢献。ちなみに初ゴールを決めた相手は、奇しくも東京で元チームメイトだったGKヤクブ・スウォビィク(コンヤスポル)だった。
ネット上ではこの両者の活躍に称賛のコメントが相次いだ。「松木といい、佐野といい、新しい世代も育ってきてて良き」「松木のガッツ、体の動き強さは通用するね。世界でも吼え続けてくれ!」「佐野スゲーよ。このレベルでこんなにやれるのならA代表レベル」
佐野は、2024年7月に不同意性交の容疑で逮捕されたが不起訴処分になり、マインツで開幕から先発の座を掴み、結果でその実力を示している。また、松木は今年開催されたパリ五輪では本番前まではチームの中心として活動していたものの、本番前に選外となり、世間を賑わせた。