FC今治 写真:Getty Images

 日本代表元監督の岡田武史氏が代表取締役会長兼オーナーを務めるFC今治は、11月10日に行われた明治安田J3リーグ第35節でガイナーレ鳥取を下し、J2昇格が決定。ただ鳥取のホームスタジアムで行われた一戦は、試合途中に観客同士のトラブルが発生したことでも注目を集めている。

 ファン・サポーターの間で話題になっているのは、0-0で迎えた前半6分のシーン。今治がPKを獲得し、FWマルクス・ヴィニシウスがキッカーを務めたが、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像では、同選手の姿が捉えられているが、その背後にスタンド席で一方の観客が相手の胸ぐらをつかんでいる様子も映っていたのだ。

 XではDAZNの中継映像を一部切り取った画像が拡散。「ヴィニシウスの真後ろで、取っ組み合いのケンカしている」「見ていたけど、これは気になった」といった声が挙がっている。

 鳥取は公式サイトにて観戦マナーを案内。試合運営管理規定の第5条では、禁止事項として「試合の運営または進行を妨害し、他人に迷惑または危険を及ぼし、もしくはそれらのおそれがあると運営・安全責任者または警備従事員が認める行為をすること」などが定められている。

 なお今治はヴィニシウスがPKを決めると、その後は同選手がハットトリックを達成するなど4ゴールを奪い大勝。鳥取は連敗を喫したが、JFL入れ替え戦圏との勝ち点差は15。残り2試合でJ3残留が確定している。