日本代表が11月中旬にFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア、中国)を控える中、代表OB那須大亮氏が結成した元Jリーガーソサイチチーム「J LEGENDS」の北海道参戦を巡り、騒動が起こっている。
アテネ五輪のU23日本代表メンバーである那須氏は、2024年9月21日に7人制サッカーチーム「J LEGENDS」の結成を発表。鄭大世氏、柏木陽介氏、駒野友一氏ら豪華メンバーが集まったことで話題を呼ぶと、北海道苫小牧市をベースに活動する中、11月4日には5チーム参戦の北海道リーグで優勝を果たした。
この「J LEGENDS」の北海道リーグ参戦を巡っては、ソサイチ関西リーグ1部プラムワンCPに所属する梅谷堅人さんが11月2日に、自身のYouTubeチャンネルで「なんか地方でソサイチ参入して全国出ようとしてるサッカー系YouTuberに物申す」と題した動画を公開。MF本田圭佑の公認YouTuberであるMAKIHIKA(マキヒカ)さんとともに、那須氏が学生時代に鹿児島や神奈川でプレーし、在籍クラブが横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズ、ヴィッセル神戸と、北海道とは縁がないことを指摘したほか、北海道リーグに数チームしか参戦していないことに触れた上で「舐めるな(ナメヌナ)」と言葉を発していた。
これに那須氏本人は「なめるとかその言葉が違うかな」などと反論。9日には自身のYouTubeチャンネルで「賛否があって当然」とした上で、「(北海道リーグの)試合前日に梅ちゃん(梅谷)やマキヒカがあのような動画を上げるということ自体が理解できない。敬意にかけている」と批判し、以下のように北海道参戦の背景を説明している。
「僕はJリーグでいろいろなクラブでやらせてもらって、いろいろな地域でフットボールを広めたいという思いからYouTubeをやらしてもらった。北海道登録してはいけない、地元でないといけないというルールも無ければ、そんな理由をつけないといけないことも全くないと思っている。たくさんのイベントが北海道でやっている中で、地場の企業の方など、いろいろな方々とつながりを持てた。地元を盛り上げてほしいという声も聴くことが多かった」