ガブリエウ・バルボサ(ガビゴル) 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)は、スポーツ用品メーカー「Mizuno ( ミズノ)」との契約締結で話題に。Jリーグ移籍の可能性も報じられる中、2024シーズン限りでブラジル1部CRフラメンゴを退団することが決まった。

 同選手は2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのブラジル代表優勝メンバー。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍も、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。翌2019年からフラメンゴでプレーしていた。

 そのフラメンゴでは、2022年にコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝も、今季はリーグ戦5試合でスタメン出場と出場機会を確保できず。11月4日に行われたブラジル国内カップ戦決勝の1stレグ(対アトレチコ・ミネイロ)で2ゴールをマークしたものの、10日開催の2ndレグで勝利しタイトルを獲得した後、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「フラメンゴには残らない」と、契約満了により退団することを明言したという。

 また同選手は「チッチ監督は僕のことをリスペクトしてくれなかった。僕にとって今季は複雑な1年だった。つねに改善しようと努めてきたけどね」と監督批判を展開。それでも「僕はフラメンゴに対して特別な思いを持っている」などと、クラブやファン・サポーターに感謝した。

 そんなガビゴルの去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が9月17日、日本やサウジアラビア国内クラブからオファーが届いた可能性を報道。その後にミズノとスポンサー契約を結んだこともあり、Jリーグ挑戦を期待する声が挙がっていた。

 ただ一方で『グローボ』は、決勝2ndレグ終了後に「ガビゴルはクルゼイロと4年契約を結ぶ見込みだ」とリポート。両者の間で合意に達していないものの、交渉は順調に進んでいるという。