ミハイロ・ペトロヴィッチ監督 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は11月9日に行われた明治安田J1リーグ第36節で、湘南ベルマーレに1-1と引き分け。J1残留が極めて厳しくなったが、クラブOBからはミハイロ・ペトロヴィッチ監督への辛辣な声が挙がっている。

 サンフレッチェ広島、浦和レッズを経て、2018年から札幌を指揮しているペトロヴィッチ。就任1年目にクラブを4位に導くと、翌2019シーズンはYBCルヴァンカップで準優勝するなど、実績を残した一方、MF金子拓郎をはじめ主力選手の流出を嘆くこともあった。

 その札幌は今季、序盤からJ1残留争いを展開。シーズン途中にFWジョルディ・サンチェスなど外国籍選手を複数名獲得して一時盛り返したものの、直近2試合で引き分け。残り2試合で17位柏レイソルとの勝ち点差が6、得失点差が9と、逆転残留の可能性は低い。

 そんななか、ジェイ・ボスロイド氏は湘南戦後に「札幌がJ2へ降格しそう」といったメッセージに反応。「何年も前から分かっていたことだ!弱点に対処しないとこうなる」と私見を述べた上で、「ミシャの守備はいつもそうだが、今はゴールも足りない」と指揮官のマネジメントや采配に厳しい評価を下している。

 ジェイ氏は以前からペトロヴィッチ監督が掲げる攻撃サッカーの問題点を再三にわたり指摘。2024年5月には「ミシャ監督は戦術に固執しており、結果よりも哲学を重視している」「戦術を変えなければならない」などと警鐘を鳴らしていた。