北海道コンサドーレ札幌は11月9日に行われた明治安田J1リーグ第36節で、湘南ベルマーレに1-1と引き分け。J1残留が極めて厳しい状況である中、複数メディアがミハイロ・ペトロヴィッチ監督のセレッソ大阪行きの可能性を報道。C大阪方面で様々な意見が湧き起こっている。
ペトロヴィッチ氏はサンフレッチェ広島、浦和レッズを経て、2018年から札幌を指揮。就任1年目にクラブを4位に導くと、翌2019シーズンはYBCルヴァンカップで準優勝。コロナ感染拡大以降もJ1定着の一方で、MF金子拓郎をはじめ主力選手の流出が相次いでいた。
今季は序盤からJ1で最下位で苦戦。シーズン途中にFWジョルディ・サンチェスなど外国籍選手を複数名獲得して一時盛り返したものの、直近2試合で引き分け。17位柏レイソルとの勝ち点差が6、得失点差が9と、逆転残留への望みをわずかに残しているとはいえ、大量得点での勝利が必至だ。
ペトロヴィッチ監督の去就を巡っては、三上大勝代表取締役GMが5月29日にクラブ公式サイトを通じて「今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えています」などと、今季終了後の監督交代の可能性を示唆。以前から今季限りでの退任が濃厚とみられる中、湘南戦後にC大阪をはじめ複数クラブからの関心を複数メディアが一斉に報じている。
C大阪行きの可能性に対して、ネット上ではMF田中駿太、DF進藤亮佑、MFルーカス・フェルナンデスなど札幌でペトロヴィッチ監督の指導を受けた選手が複数名在籍していることを指摘する声が挙がる一方で、「もう少し違う選択肢無いのかな…」「ミシャだけはやめてほしい」「大岩剛の方が良かった」といった否定的な意見も。
ここ数年間の札幌の戦い方を踏まえて、「守備戦術がない」「勝っている時の逃げ切りができないから限界があるのではと思う」と、守備面の脆さも指摘されている。
