ロベルト・マンチーニ監督 写真:Getty Images

 今季のセリエAで不調に陥っているローマ(イタリア1部)。ジョゼ・モウリーニョ元監督の後任としてクラブレジェンドのダニエル・デ・ロッシ前監督と今年6月に契約延長をしたが、開幕から4試合で3分1敗と勝利できない状況が続いたことからレジェンドを解任した。

 その後任としてイバン・ユリッチ監督を招へいしたが、直近のセリエA第11節のベローナ(イタリア1部)戦では2-3で敗戦。直近4試合で3敗と状況が好転していないことから、ユリッチ監督の解任が取り沙汰されており、シーズン2度目の指揮官交代が現実味を帯びている。

 今節にホームで行われるボローニャ(イタリア1部)戦に向けて準備を進めているなかで、イタリア『スカイ』によれば、ローマはサウジアラビア代表の監督を解任されたロベルト・マンチーニ氏と接触したという。電話での接触のみで、それ以上のことはなにもないようだ。

 ユリッチ監督はこの状況を十分に理解しているが、辞任を考えたことはないとのこと。ボローニャ戦に焦点を当てているローマはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが筋肉系の問題を抱えている一方で、ウクライナ代表FWアルテム・ドフビクはコンディションが万全になっているようだ。

 なお、インテル(イタリア1部)やマンチェスター・シティ(イングランド1部)などで監督を歴任したマンチーニ監督は2018年から5年間イタリア代表を率いたのち、2023年にサウジアラビア代表監督に就任。しかし、北中米ワールドカップアジア最終予選では4試合で1勝2分1敗と未勝利が続いたからことから解任されていた。