そこで今回、インディアナ大学の研究者たちは、18歳から93歳までの米国人女性3000人以上を対象にしたサンプルを使い、女性視点でのアナルセックスを調査することにしました。

調査にあたってはまず、肛門に対するアプローチを方法別に3種類にわけて定義し

①肛門の表面に対する刺激を「アナルサーフェシング」

②肛門への浅い挿入をともなう刺激「アナルシャローイング」

③肛門への挿入と性器など他の刺激を同時に行う複合刺激「アナルペアリング」

と命名しました。

肛門に対する刺激手段に対して学術的な定義付けを行ったのは、本研究が世界で初めてとなっています。

定義付けを行った理由として研究者たちは「物事を表す言葉がなければ、語ることもできない」からであると述べています。

定義付けが終わると、各方法に対する被験者たちの実情が調べられました。

結果、約40%女性が肛門表面への刺激に快感を覚え、約35%の女性は肛門への浅い挿入を快感と感じ、約40%の女性は肛門への挿入と性器など他の刺激を同時に行うことを快感であると報告しました。

またそれぞれの手法の発見過程において分析を行ったところ56%の女性は、はじめて試みたときに、(①の方法である)肛門表面への刺激が楽しいと思っていませんでしたが、時間の経過とともに楽しめるようになったと報告。

同様に現在、(②と③に該当する)肛門への挿入を楽しんでいる女性でも68%は最初は楽しめていませんでしたが、時間の経過により楽しめるようになったようです。

さらに40%の女性は、肛門の快楽を発見する際の重要な要素として、肛門に触れようとしてくるパートナーとの感情的なつながりを指摘しました。

一方で14%の女性は、肛門の気持ち良さをマスターベーションの最中に自力で発見したことが示されました。

なお肛門への刺激が楽しいことにはじめて気付いた年齢を調べたところ14歳から72歳となっており、発見の平均年齢は27歳となっていました。