プレミアリーグの首位に立ち、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも好調を維持するリバプールのアルネ・スロット監督が、1月の移籍市場に向けて、DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、MF遠藤航、FWフェデリコ・キエーザの放出を断固として阻止する意向を示しているようだ。
『Football Insider』によれば、これらの選手には複数の欧州クラブから関心が寄せられており、日本代表のキャプテン遠藤には、セリエAの強豪インテルや、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズ、イプスウィッチ・タウン、フラムが興味を示しているとされる。インテルはMF層を厚くするため遠藤をリストアップしている模様だが、スロット監督は彼を手放したくはないようだ。
また、特に心配されているのはアレクサンダー=アーノルドの動向だ。同選手は今2024/25シーズン限りで契約が切れるため、スペインの強豪レアル・マドリード移籍の可能性が度々報じられている。マドリードはDFダニエル・カルバハルの負傷を受けて右サイドバックの補強が急務であり、アレクサンダー=アーノルドを今シーズン終了まで待たずに、1月の市場で獲得したい意向が伝えられている。
今シーズン加入したキエーザには、出場機会に恵まれない環境もあってか母国であるセリエAのコモやミランが関心を寄せているようだ。しかし、スロット監督はシーズン中の戦力流出を防ぎ、リバプールが今シーズンの目標を達成できるよう、長期的な視点でチームの安定を築きたいようだ。