スパチョーク 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌所属のタイ代表MFスパチョーク・サラチャットは、11月9日に行われる明治安田J1リーグ第36節の湘南ベルマーレ戦でベンチ外。YBCルヴァンカップ王者・名古屋グランパス移籍の可能性も取り沙汰される中、タイ国内メディアが同選手の動向を報じている。

 ブリーラム・ユナイテッド時代の2021/22シーズンに、石井正忠監督のもとでタイ国内3冠を達成したスパチョーク。同シーズン終了後に札幌へ移籍すると、来日1年目にJ1リーグ7試合の出場で2アシストをマーク。2023シーズンには24試合で7ゴール1アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦17試合のスタメン出場で2ゴール5アシストを挙げている。

 札幌がJ2降格危機に直面する中、タイメディア『ball thai』は11月3日に「名古屋がスパチョークの獲得に興味」と報道。すでに交渉を進めている可能性も伝えると、同日開催のJ1第35節セレッソ大阪でメンバー外となっている。

 2試合続けてベンチ外となったスパチョークだが、タイメディア『サイアムスポーツ』のジャーナリストは、「C大阪戦でベンチ外となったのは、移籍にむけての準備を進めているからだ」と報道。湘南戦でも同様の理由でメンバーから外れたと考えられる。

 湘南戦で敗れ、17位の柏レイソルが16位のアルビレックス新潟に引き分け以上で終える場合、J2降格が決まる札幌。複数の主力選手退団も想定される中、スパチョークの周囲が騒がしくなっている。