地球外生命体に関心のある人々は、誰もが決定的な証拠を探し求めている。しかし、これまで物的証拠はなかなか見つかっていない。ミステリーサークルをひとつの例として挙げる人もいるが、科学界では地球外生命体によるものとは認められていない。古代シュメールの女王プアビの遺骨も、彼女のDNAが完全に人間のものではない可能性を示唆しているが、未だ検査結果は出ていない。そして、スカイストーンと呼ばれる空色の石もまた、地球外生命体の存在を示す証拠となるかもしれない。一体この石にはどんな秘密が隠されているのだろうか?

スカイストーン発見の経緯

 1990年、イタリアの地質学者アンジェロ・ピトーニは、西アフリカのシエラレオネでフラ族の酋長から奇妙な青い石を購入した。部族は、この石が空から来た地球外生命体によってもたらされたと主張していた。ピトーニはこの石をヨーロッパに持ち帰り、大学で検査を依頼した。その結果、この石は既知の鉱物とは一致しないことが判明した。石の青い色は加熱や酸処理でも変化せず、その組成の77.17%が酸素、残りは炭素、カルシウム、そして未知の有機化合物であることがわかった。スカイストーンの年代は5万5千年前に遡る可能性があるという。まるでSF小説のような話だが、現実の話である。