チアゴ・パグヌサット 写真:Getty Images

 ブラジル人DFチアゴ・パグヌサットは、かつてセレッソ大阪や名古屋グランパスに在籍。現在、ブラジル2部アヴァイFCでプレーしているが、2024シーズン終了後に移籍する可能性が報じられている。

 現在34歳の同選手は、2021年1月にセアラーSCからC大阪へ完全移籍。来日1年目は8月までセンターバックの主力選手として活躍していたが、レヴィー・クルピから小菊昭雄への監督交代をきっかけに出場機会が激減。シーズン終了後に名古屋へ期限付き移籍したが、翌2022シーズンもリーグで8試合のスタメン出場に終わった。

 2022年12月に名古屋、C大阪退団が正式決定した後、ブラジルメディア『Torcedores』は、「サンフレッチェ広島は150万ドル(約2億円)で彼の保有権を獲得することで合意」と報じたが、結局本人は古巣復帰を決断。再びセアラーのユニフォームに袖を通した。

 2024年1月にセアラーからアヴァイへ移籍したチアゴは、今季ここまでリーグ戦31試合スタメン出場で4ゴール2アシストと完全復活。ただ一方でチームはリーグ戦残り3試合で12位と、すでに1部昇格の可能性は消滅している。

 そんななか、ブラジルの移籍市場に精通しているペドロ・エンリケ記者は7日、チアゴの去就について「ブラジル2部ヴィラ・ノヴァがチアゴの獲得に興味を示している」とリポート。ただJリーグをはじめ他クラブからの関心には触れておらず、同選手の去就は現時点でも白紙状態とみられる。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、チアゴとアヴァイの契約期間は2025年6月まで。移籍金が発生する可能性も考えられる中、選手本人の決断に注目が集まる。