「半年後に同じ調査をしてみると、部屋の近さに関係なく、考え方の似ている者同士が親しくなっていたのです。これを心理学では『類似性の法則』と呼びます。人は、『自分に似た人に好意を抱きやすい』という心理メカニズムを持っています。この類似性の法則を使って女子と仲よくなる心理術こそが『犬猫トレーサー』です」(同)
狙っている相手に「犬か猫かどちらが好きなのか」聞いていくだけなのですが、こんなものが本当に役立つのでしょうか。岸さんは次のように続けます。
「女の子が答える方に『そうですよね、僕もそうです』と心からの共感を示しましょう。『僕とあなたは似ている』を柔らかに主張するわけです。そこから、さらに深掘りをします。例えば、相手が『犬』と答えたのなら、『大型犬と小型犬どちらが好きですか?』と質問するのです」(岸さん)
心理術を応用しよう「『小型犬』と答えたら、『やっぱ犬は小型ですよね、僕もなんですよ』と共感しつつ、『じゃあ、毛が短いのと毛が長いの、どっちが好きですか?』と聞く。そして、同じく同調すればいいのです」(同)
「犬猫トレーサー」は相手の心に取り入る近道として、「僕もそうです!」を繰り返すことだったのです。これなら誰でも簡単にできそうな心理術です。
世の中には心理術の本が実にたくさん出版されています。しかし、「理論」や「実験報告」メインで、「いえ、それはそうなんでしょうけれど実際には使えないよね(あるいは、使いづらいよね)」と思わされるものが少なくありません。
心理学で有名なものに、アサーティブ、フレーミング、バーナム効果、コールドリーディングなどがあります。心理学は「人間心理を解き明かすもの」ですが、知っているだけでは役に立ちません。大事な場面で「使える」という実践的なレベルにまで高めておかないと、中途半端な知識で終わってしまうのです。
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