昔ながらの馬車や古めかしい衣装を着た人々が歩いている通りに出てしまい、不思議に思って歩いているうちに、いつも通りの現代的な街に戻っていた――。そのような、過去や未来を一瞬だけ垣間見たというタイムスリップ報告は多い。このような不思議な現象について、イギリスの超常現象研究者は時間のズレ、あるいは亀裂が原因であると主張し、国内に多数存在すると警告している。2021年、英Daily Starが報じた。

 イギリスに住む音大生のジョン・ムーナンさんは、つい最近、リバプールのボールドストリートを歩いていた時、ヴィクトリア朝時代へのタイムスリップを経験したという。気がつけば昔ながらの店構えが続く通りに出ており、道路には乗客を乗せた馬車が走っていたというのだ。最初はテレビ番組の撮影かと思ったというが、何気なく振り返ってみると古い店構えも馬車も消え、すっかり現代の街並みに戻っていたという。

 このような経験はイギリスでは決して珍しいものではないといい、オンライン上にも多くの専門掲示板やコミュニティサイトが存在するという。実体験も多数投稿されており、例えばライアン・キヴィッツさんはデボンのコンプトン城で鎧を着た騎士が歩いているのを見かけたと言うし、アリス・ポロックさんはケントのリーズ城で突然部屋の内装が変わり、白い服を着た背の高い女性がいるのを見たという。

運悪く“時間の裂け目”に捕われ…数千人がタイムスリップしたまま戻れずにいる?衝撃実体験の数々
(画像=画像は「Amazon」より引用,『TOCANA』より 引用)

 超常現象研究者で『Time-Slips: Journeys into the Past and the Future』 の著作もあるロドニー・デイビス氏は、ジョンさんやライアンさんたちの経験は現実に起きたタイムスリップであり、イギリスにはリバプール、デボン、ケント、コーンウォールなど、タイムスリップが起きやすいホットスポットがいくつも存在すると主張している。そこには時間の裂け目が存在し、偶然通りがかった人を過去や未来へ連れて行ってしまうのだ。

 時々、古い写真に未来的な格好をした人物が映り込んでいて話題になることがあるが、あの人々もこの時間の裂け目から偶然過去にタイムスリップしたのだろうか?

 さらに恐ろしいことに、デイビス氏は時間の裂け目に捕われて、これまでに数千人もの人々が行方不明になっている可能性を指摘している。タイムスリップから現代に戻ることができず、そのままその時代にいる羽目になってしまったり、その裂け目に捕われ続けてしまったりすることもあるというのだ。

 タイムスリップについては、身体そのものが直接過去や未来に行くのではなく、意識のみが同時並行的に存在する世界に移動しているのだという説もある。だが、もしデイビス氏の主張するような時間の裂け目があちこちに生じていて、そこに運悪く入り込んでしまったとしたら……。その時は無事に帰れるよう、ただ祈ることしかできないのだろう。

提供元・TOCANA

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