「スマートフォンからメッセージを打つような感覚ですぐに投稿ができますし、見るのもすぐにできます。手軽さゆえ、『良く考えずに投稿した内容が悪い反応をもらってしまった』などもありますが、あまり考えなくてもよいと思います。『おはようございます!今日はあったかいですね。一日元気に頑張りましょう!』という『一言文』でも構いません」(渡邉さん)
まずは、投稿を習慣づけることでしょう。投稿に慣れてきたらバリエーションを増やせばいいのです。他の方々の投稿をぜひ参考にしてみましょう。
殺害予告事件について2021年10月2日、Yahoo!ニュースに「眞子さま、小室圭さん結婚へ 「妬み」を吐き出すあさましい人たち(オトナンサー)」※1)が掲載されました。その後、記事が炎上しYahoo!ニュースが緊急声明※2)を発表します。
※1魚拓(眞子さま、小室圭さん結婚へ 「妬み」を吐き出すあさましい人たち)
※2(ユーザーのみなさまへのお願い―コメントの投稿にあたって)
当該記事のコメント数は最終的には2万件を超しました。さらに、コメントランキング(1時間)、アクセスランキングも総合1位となります。記事掲載後、ヤフコメには殺害予告はじめ、言葉にすることが憚られるような文言が並びます。
すぐに保全してもよかったのですが、膨大な量になったこと。さらにアクセスが集中しページ自体がバグって正しく表示(短時間で数百万PVに達したと報告があった)されなくなりました。
その後、一方的に非公開措置となったため、事件性の高いヤフコメの保全が困難になってしまっいました。
殺害予告のみならず、私が研究員として所属する明治大学にも脅迫状が届きます。匿名掲示板に誹謗中傷を目的としたスレッドが乱立したことから、記事の再公開とヤフコメの保全を求めます。しかし何らかの措置が講じられることはありませんでした。
ヤフコメに規制ははいるのかその後、Yahoo!ニュースでは、携帯電話番号の必須化に移行します。私の事件が契機になったものと考えていますが、いまだに事態が解決しているとは到底思えません。ヤフコメ自体を廃止にするか、匿名性廃止にしない限り改善はしないと思います。
不適切な一部のヤフコメ民は、罵詈雑言を吐き出すことでストレスを発散しています。そして、多くのギャラリーに読んでもらうことで承認欲求を満たしているのです。自分が書いたコメントにイイネが押されるとたまらないのでしょう。なんともおぞましい光景です。
通常運転であれば被害にあうことは考えにくいので、情報を取捨選択したうえで発信するように心がけたいものです。
なお、本書には楽しくツイッターを活用するためのノウハウが凝縮されています。私も事件の際に読んでいたら状況が変化したかもしれません。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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