若者がよく口にする言葉に「自己実現」がある。この場合の「自己実現」にはどのような意味が込められているのだろうか。彼らの自己実現の定義とは一体なんなのか?
会社員の自己実現は、所属している組織におけるものと考えられる。たとえば、「昇進・昇格」「報酬」「研究」などが挙げられる。これを具体的にすると次のようになるだろう。
「昇進・昇格」=(例:25歳までに課長になる、30歳までに部長になる) 「報酬」=(例:30歳までに年収1000万円を超える) 「研究」=(例:特許を出願して登録する、学会で成果を発表する)
社内になんらかの基準があれば規定することは難しくはない。自己実現の基準が決まったら、手に入れられるかは別として、目標に向かって行動するのみである。
しかし、「昇進・昇格」「報酬」「研究」以外が自己実現の対象になると少々厄介になってくる。数値として明記できない、「創造性」「スキルアップ」「ボランティア活動」などが挙げられる。具体的にすると次のようになるかもしれない。