黒坂岳央です。

生成AIを上手に活用するには、かなりコツとプロンプト理解が求められる。パッと見、呪文のようにハッシュタグを入れて、オーダーを出すことで有効な回答が返ってきたり、ハルシネーション(間違った回答)を回避するためのコツも経験の中で磨かれていく。

それ故に初心者が「これは本当に役に立つ!」と実感するのはなかなか難しい。検索エンジンに入れている言葉を入力するだけだと、「生成AIって思ったより大した事ない。ググる方がいい」となってしまいがちだ。

そこでこの記事では初心者でも簡単かつ便利に活用できる方法をシェアしたい。

(注)生成AIに著作物や個人情報を提供しないように。たとえば、書籍の文章や他人の名前・連絡先などのデータをそのまま質問に含めると、著作権侵害やプライバシーのリスクにつながる可能性がある。質問する際は、内容を工夫して自分の言葉でリライトするなどしてリスクを避けることが肝要である。

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セカンドオピニオンに使う

筆者がやっているのはセカンドオピニオンに活用する方法だ。

医師や税理士、プログラマーやパーソナルトレーナーから受けたアドバイスについて分からない箇所や疑問を感じたらその場で聞くようにしている。だが、時間の都合で毎回できるわけではないし、時には帰宅後に「そういえばこれはどうなのか?」と疑問が生まれることもある。でも専門性が高すぎると身近な人には聞けないし、検索して出てくる結果は論文ばかりで難しいというものもよくある。疑問のニーズがニッチ過ぎてYouTuberも取り上げない。そんな時こそ、生成AIの出番である。

たとえば筆者はずっとウォーキングをしてきたが、エアロバイクも有効だとアドバイスを受けた。検索すると「ウォーキングとエアロバイクはどっちがいい?」といった記事や動画はたくさん出てくるが、ハイブリッドで両方するほうがいいのか判断に迷った。