Freeeからは弱視や全盲の人も操作できる請求書アプリが選定された。SmartHRの人事評価システムはキーボードだけでも操作できるほか、表形式の情報を一行ずつに限定して表示するモードを提供することで、手が不自由で画面の横方向移動が難しい人にも対応している。

ヴェルクの創業は2010年、Freeeは2012年、SmartHRは2013年。創業者のリーダシップが情報アクセシビリティに対応した製品の開発に結び付いた。敬服に値する。

障害者の法定雇用率が2023年度までの2.3%から、4月1日に2.5%に引き上げられた。第一点で紹介した大企業の製品も、第二点の若い企業の製品も、職場に導入すれば障害者の就労が促進される。

好事例の選定過程では障害者就労への寄与も意識された。

metamorworks/iStock

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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