朝日新聞「複数保護者が部員は『実態と違うと言っている』と指摘」

部活でヒップホップ、だめ? ダンス部、中学校が「創作ダンス」に:朝日新聞デジタル2024年6月15日 5時00分

この学校の説明に、複数の保護者が取材に「部員たちは『実態とぜんぜん違う』と言っている」などと指摘。保護者によると、毎週火曜と金曜のダンス部の練習日のうち、ヒップホップの自主練習が許されているのは火曜のみで、「部活が終わる前に自主練習の成果をコーチに見せ、アドバイスを少しもらう程度」という。金曜は創作ダンスの練習のみで、3年生の参加は認められていないという。

 麹町中に改めて取材を申し込んだが、「報道対応はできない」とした。

6月15日に朝日新聞が本件について再度記事を出し、「複数保護者が部員は『実態と違うと言っている』と指摘」と書いています。

当初記事の「事実上の「ヒップホップ(ダンス)禁止令」」から「ヒップホップダンスから創作ダンス中心に変更したことに、生徒や保護者が反発している」という記述に変わっていることが気になりますが、保護者が学校や千代田区の教育委員会に抗議をしたことは事実のようです。

学校側の一連の対応に、保護者は「(部活動は)生徒の自主的、自発的な参加により行われる」と定めた千代田区の「運動部活動ガイドライン」に違反すると指摘。千代田区教委に対し7月12日までに回答するよう求めている。

朝日新聞はデマなのか?発端となった国会質疑をした伊藤たかえ議員は…

12日の朝日新聞記事では、国民民主党の伊藤孝恵議員が5月21日の参議院文教科学委員会で本件を取り上げたことに触れていました。

本件では報道を受けた学校が報道機関からの取材は今後受け付けないという姿勢を表明しており、区の教育委員会も「当事者以外への回答は行っておりません」としているため、取材制限がある状況です。朝日新聞記事はデマなのか?と調べようにも、できません。

そのため、国会議員の伊藤たかえ議員くらいしか今後、本件の実態に迫ることはできないのではないか。ただ、本来的には当事者により解決されるべき事案であり、保護者の抗議を受けた区教委の対応を待つのかもしれません。

なお、麹町中学校のPTAのHPには、校長交代後、校長の一存で既存のルールが変更されたことに不満を持つ保護者のアンケート結果が掲載されておりますが、今回のダンス部の事案がその延長線上にあるのかどうか…

服装等ルール変更に関するアンケート結果のお知らせ – 麹町中学校PTAホームページ

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