こんにちは。自由主義研究所の藤丸です。

以前「中央銀行とその経済失政を終わらせるとき」という記事を書きました。

中央銀行が供給するマネー量の増大によって、短期間の高度成長の後にインフレが猛威を振るい経済が崩壊するという好景気と不景気のサイクルを生みます。このような中央銀行制度をこれ以上維持することは、はたして良いことなのか、疑問に思います。

この記事に関して、中央銀行の存在が当たり前の現代に生まれた私たちにとって、中央銀行のない世界は想像しにくいかと思います。

もし中央銀行がなくなったら、経済はどうなるのでしょうか?誰が貨幣供給に責任を持つのでしょうか?

読者様からご質問をいただきましたので、自由主義研究所の主任研究員の経済学者・蔵研也より簡潔に回答いたします。

【いただいた質問】

現代において、貨幣と言ったら中央銀行や民間の銀行によって信用創造された債務マネーが当たり前と感じていたので、中央銀行の仕組み自体を否定するという考え方があること自体に驚きました。仮に中央銀行を廃止した場合、貨幣の供給が誰が責任を持つことになるのでしょうか?