■10支族→チャン族→日本人 驚きのつながりが見えた!

 このように、チャン族の信仰や生活には、古代イスラエルの民と共通する要素が実に多い。そして特筆すべきは、その一部が日本の文化でも見られることだろう。チャン族と日本人にも共通点が実に多いのだ。

 まず、その容姿だ。チャン族の女性には美人が多いことで知られるが、その中には日本の女優にいても不思議ではない顔立ちの人がいる。また、チャン族には天孫降臨神話も受け継がれており、自ら「天孫」を自認している。そして最高位の神のほか、太陽神、祖先神、山の神、樹木の神などさまざまな神を崇拝することも、八百万の神々を信仰する日本人と同じだ。しかも、チャン族は、日本語を聞くと大方の意味を理解できるという情報もある。意味と発音が似た言葉が多く、たとえば「タタミ」という単語は床を意味するのだ。

『失われたイスラエル10支族』で紹介されている10支族の候補たちが住む土地を見ると、アフガニスタン、インド、ミャンマー、中国などのアジア諸国に点在している。10支族は、イスラエルの東方へと向かったことになるが、その東の果ては、ズバリ日本である。ここで10支族とチャン族、そして日本人のつながりが見えてくる。同書でも、10支族の末裔の最有力候補として「日本」を挙げているのだ。

 これらはすべてイスラエルの国家機関が認めるほど信憑性の高い話である。もちろん日本人のすべてが古代イスラエル人の末裔であるわけではないだろうが、たとえその一部でも「聖書の民」の末裔だったとすれば、日本の歴史は大きく塗り替わることになる。今後、もしアミシャーブが日本人の一部を10支族の末裔だと認めたとして、イスラエルに「帰還」を望む日本人がいるだろうか? いずれにしても、真実を求めてさらに探求する価値は十分にあるだろう。

参考:『失われたイスラエル10支族』(学習研究社)、『チャン族と四川チベット族』(ゆまに書房)、ほか

※当記事は2018年の記事を再編集して掲載しています。

文=百瀬直也

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提供元・TOCANA

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