火星の荒涼とした大地の岩場に佇む“ビッグフット”が再び話題だ。岩に腰を下ろし独りで遠くを眺める伝説のUMAは何を思うのか――。
■NASAの火星探査車が撮影した「火星のビッグフット」
火星ほど、UFO研究家、エイリアンハンター、陰謀論者の想像力をかき立てる場所はない。伝説の二足歩行UMA、ビッグフットは人類よりも一足先に“火星進出”を果たしているのだろうか――。
2007年11月にNASAの火星探査車「スピリット」がパノラマ撮影した画像に、ビッグフットが写り込んでいたと話題になっている。
英「BBC」によるとこの画像は2008年に日本のブロガーがネットに投稿したもので、その後にたちまち拡散して世界中で話題となった。
「火星のビッグフット」は今でも時々「Reddit」のスレッドで話題になっているが、これがビッグフットなのかどうかについては今も議論が続いているようだ。
「斑点の少ない岩と影です」
「宇宙に住むサスカッチ(ビッグフット)かもしれない」
「パターン認識で脳が生き物のようだと認識する岩だ」
「かわいそうな輩は別の惑星に逃げた!」
「本当に孤独な奴だ」
とさまざまなコメントが寄せられている。
一説ではこの画像を「パレイドリア(Pareidolia)」のケースの1つであるとされている。パレイドリアとは、視覚刺激や聴覚刺激を受け取ったときに、自分に馴染みのものと誤認してしまう現象だ。つまり自分が見たいものを見ているのである。
パレイドリアの一般的な例としては、雲などの無生物に顔が見えたり、「トリノの聖骸布」に描かれたイエスの顔などがある。そしてこのビッグフットもUMA好きによるパレイドリアであるというのである。
とはいえ宇宙に対する理解と探査がこのまま進んで行けば、いずれ我々は地球外生命体に遭遇することになるかもしれない。そして彼らがビッグフットに似た姿であってもおかしくはない。
火星探査ではエイリアンの存在を決定的に証明する証拠はまだ得られていないが、火星が人類の旅の次の目的地であることは間違いない。そこに“先住民”がいるのなら、いち早く彼らのことを知らなければならないだろう。
はたして火星には孤独なビッグフットが徘徊しているのだろうか。今後もNASAから届けられる火星写真にビッグフットが写っていないかどうか注目していきたい。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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