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黒坂岳央です。

誰しも「失敗したくない」と考えがちだ。確かに好き好んで失敗したいと思っている人は皆無である。しかし、「絶対に失敗したくない」と考える人と「できるだけ回避を試みるが、いざ失敗したならその結果を受け止めて改善を図りたい」という人とでは失敗からの学びに大きな差がつくだろう。

それ以上に大きな差となるのは、「失敗は質こそ重要」という価値観である。そう、世の中にはただただ無益で資源を浪費させる悪い失敗もある一方で、むしろ失敗が大きな学びやチャンスになる有益な失敗がある。その差は一体なにか?

いい失敗、悪い失敗を分ける差、それは「仮説の有無」である。