人生100年時代、老後貧乏は他人事ではありません。
本稿では、現役時代はお金に余裕があったのに、定年退職して老後貧乏になってしまったエピソードについてMONEY TIMES編集部がアンケート調査しました。
■現役時代の年収は500万円
現在タクシーの運転手として月収平均12万円前後ですが、現役時代の月収は約60万円、年収にすると720万円近くありました。
しかし、貯金はほぼゼロに近く、毎日困窮している自覚があります。貧乏生活になったのは、現役時代は安易に高収入に頼って浪費生活を送っていたからだと思います。
若い頃は高い給与をもらっていたこともあり、「お金はすぐに稼げるもの」と楽観的に考えていました。友人から老後の貯金や投資についてのアドバイスを受けたこともありましたが、軽く受け流していました。もっとその声に耳を傾けていたら、今の苦境には陥らなかったかもしれません。
また、当時は高収入に甘えて夜の遊びやギャンブルにお金をつぎ込むこともあり、借金を抱えることさえも軽く考えていました。それが貯金を切り崩してしまい、老後に備える資金を減らす結果になりました。
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■「お金はすぐ稼げる」という感覚はNG!
今では若かりし頃の生活ぶりを後悔しています。将来のビジョンを持ちながら、現在の生活を計画的に送る重要性を今になって理解しました。
生活の質を向上させ老後の不安を減らすためには、できるだけ節制し、賢く貯金しながら投資の計画を立てていくことが重要です。