子どもの頃から「投資はギャンブル」「絶対やったらダメ」と親に言われて育った人もいるはずだ。
しかし、投資は本当に怖いものなのか。投資の真実を知ると、その考え方は180度変わるかもしれない。むしろ「なぜ今まで投資をしてこなかったのか…」と後悔してしまうことになるかも。
投資の真実1:期待値がマイナスのギャンブルとは異なる
パチンコや競馬などの賭け事は、期待値(※1回の試行で得られる平均の値)が必ずマイナスになる仕組みとなっている。そのため、何も考えずにお金を使っていくと、損失が積み上がっていく。
しかし、株式投資は異なる。投資対象によっては、長期的に期待値がプラスを維持しているケースも多い。
例えば、アメリカ株に広く分散投資するタイプの投資を行う場合、過去のデータを振り返ると、短期的には損失が出ることもあるが、中長期的には利益がしっかりと残せている。
そのため、賭け事と投資を一緒くたに扱うのはナンセンスだ。
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投資の真実2:誰かに勝たないと損失が出るものではない
誰かを負かさないと自分が勝てない勝負の場合、当然ではあるが、勝者と敗者がはっきりする。
2人がそれぞれ1,000円ずつ出し、勝った方が2,000円を得られる仕組みの場合、勝者は1,000円の利益を手にし、敗者は1,000円を損する(こうした仕組みのことを「ゼロサムゲーム」と呼ぶ)。
しかし投資では、「ほぼ全員が勝つ」ということも十分にあり得る。
株式投資では、買いたい人が増えれば増えるほど価格が上昇していく。優良企業や成長著しい国の株式であれば、買いたい人が増える状況が長きにわたって続きやすいため、長期保有していれば自分が敗者になりにくい。