毎日新聞社は、富山県での新聞配送を9月末で休止すると発表しました。全国47都道府県に配送網を維持してきた同社にとって、これは初めてのことです。印刷と輸送コストの増加、および県内での発行部数の減少が理由とのことです。
毎日新聞、富山県で配送休止 全国の配送網で初 部数減少で体制維持が困難にDUWwHPz9bw
コンビニなどでの1部売りもやめる。富山では朝刊のみの発行で、2023年時点では推計約840部を販売していた。県内の読者に対しては、デジタル版への移行を促し、郵送での購読も可能とした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 17, 2024
富山では朝刊のみが発行され、2023年時点で約840部が販売されていました。大阪府の工場で印刷された新聞を輸送していました。コンビニなどでの販売も終了し、県内の読者にはデジタル版への移行を促し、郵送での購読も可能としています。
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約840部という少なさに驚きの声が上がっています。
富山県全体で840部!すごいコストをかけたミニコミ。聖教新聞の印刷がなかったら、とっくに終わりだろう。 FG5CLrdz
— 池田信夫 (@ikedanob) July 17, 2024
毎日新聞の販売部数、富山県は800部あまり。これ、官庁や大企業、図書館しか買ってないのでは……。DztNwp2u3 pic.twitter.com/w9fihriRmw
— ぢべた (@jibetaP) July 17, 2024
まずは富山県が持ちこたえられなくなりました。ここから他県もつづくことになるのでしょうか。
毎日新聞が富山県での配達を休止
いつかはどこかで無理が出てくるだろうと思ったけど最初は富山からか pic.twitter.com/0EamuhqApc
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) July 17, 2024
新聞料金は配達代が85%で記事代が15%くらいの価値だと思う🥳
— 兜町放浪記 (@kabutocho_ho) July 17, 2024
東京新聞も8月末で23区以外での夕刊配達を終了するそうです。
【速報】「権力の監視」を決意した東京新聞、8月末で23区以外での夕刊配達を終了 1部売りは値上げGEbOht
— もえるあじあ ・∀・ (@moeruasia01) July 17, 2024
新聞の売り上げの減少幅は他の成熟産業とは比較になりません。
日本ABC協会が定期的発表する新聞の3月末の発行部数、朝日新聞4,298、513(-452,946)毎日新聞1,933,714(-78,170)読売新聞6,860,222(-306,670)日経新聞1,753,877(-133,397)産経新聞1,026,177(-179,623)カッコ内は前年同月比。押し紙積み紙含まれ、約二割は税金で払う各省庁自治体の購読。
— 井上太郎 (@kaminoishi) May 17, 2024
部数を多く見せるために印刷店に必要以上に印刷させる「押し紙」も問題になっていました。
これまたすごい数字。
昨年6月の時点で193万部まで部数が落ち、元幹部の内部告発本で、30%の押し紙(実売より多い部数を販売店に押し付けて公称部数を水増しする手法)があるとされた毎日新聞。実売はとっくに150万部を割って、100万部割れも3年以内か?… ZQLJRWI1
— 喜多野土竜 ⋈ (@mogura2001) February 19, 2024
富山支局は引き続き取材体制を維持し、全国紙としての役割を果たすとしています。しかし毎日新聞は実売がかなり少ないと見られます。資本金も1億円に減資しており、もはやなりふり構っていられません。
毎日新聞が遂に200万部割れ(実売100〜140万部)となり、全国紙の看板を下ろすのかが話題に。ただ既に支社局を縮小し、国内ニュースは共同の配信を受けている。その意味では日経、産経と同じ。資本金も1億円に減資し中小企業。朝日、読売とは明らかに違う。
— 加藤清隆 (@jda1BekUDve1ccx) September 21, 2021