我々はいつか必ず臨終の時を迎えるが、問題はそれがいつであるかだ。誰しも平均寿命を漠然と意識しているのだろうが、死期を正確にズバリ断言する新たなアプリが話題のようだ――。
■あなたの死期を告げるパーソナルな“死神”
暴飲暴食や喫煙など健康に良くない生活習慣だと頭ではわかってはいても、それが欲求を充足させるものであればなかなか止められないものだ。
そうした悪しき生活習慣を続けると自分が何歳で死ぬことになるのか、死期をズバリと示されれば考えが改められるのかもしれない。
App Storeに新たに加わったアプリ「Death Clock」はAI を搭載し、科学に裏付けられた手法で死期を正確に告げてくれるという。現在の生活習慣のままであると、何歳に死期が訪れるのかが冷酷に示されるのだ。
App Storeの説明には「でも心配しないでください。もう少し長く死を逃れる方法もお教えします。まるで、健康に関するヒントがついた、個人的な“死神”を持つようなものです」と書かれている。
つまり死期を正確に告げてくれる一方、その死期を先に延ばすヒントも教えてくれるのだ。
興味を持ってダウンロードしたユーザーはまず、アプリでは「短いアンケート」に答えて、健康状態や日々のライフスタイルに関する質問に答えることになる。
次に、アプリは質問の回答を1217件もの科学的研究の結果と比較参照し、死期の年月日と共に「生物学的年齢」と「健康スコア」を教えてくれるのだ。
その後「寿命を延ばす方法」を提案する「パーソナライズされた習慣の推奨」も提供するということだ。そうしたアドバイスに従うことで、死期は少しずつ先に延びていくのだという。
プロデューサーのブレント・フランソン氏は「New York Post」紙に「今日の世界ではヘルスケアは一般的に受動的で、問題が発生したときにだけ介入し、手遅れになることがほとんどです」と語る。
「『Death Clock』は、個人が健康に関する包括的な知識を備え、より長く健康的な生活を楽しむために積極的に健康を管理するよう促される、医療3.0への移行を表しています」(フランソン氏)
医療は現在「医療3.0」に進化しつつあるといわれ、電子カルテの導入など医療のDX化が進んでいる。医師はコラボレーターとして機能し、個人が自分の意思で健康を培っていく時代が到来しているともいえる。
「医療3.0」の時代を生き抜くためにも、この「Death Clock」で一度現在の自分の死期を知ってみてもいいのかもしれない。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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