聖骸布の歴史と科学的検証
聖骸布の存在が1300年代半ば以前に遡る確固たる証拠はないが、支持者たちは、1世紀前にコンスタンティノープルの教会から盗まれたとされる類似の遺物が同一のものであると信じている。
聖骸布には、身長約6フィート(約1.8メートル)の男性の幽霊のような姿が写っており、鞭打ちや十字架刑と一致する傷跡が見られる。19世紀末の写真技術の発明により聖骸布が撮影されると、肉眼で見える薄れた「焦げ跡」よりも、ネガ画像の方がはるかに鮮明であることが明らかになった。
長年にわたり、懐疑派は古代の画像を再現しようと試みてきたが、結果は様々である。1300年代半ばの何者かによって作られた可能性が高いものの、それを作り上げた者は驚くべき、超自然的ともいえる技術を持っていたことになる。
ヨハネ・パウロ2世や2013年のフランシスコ教皇など、歴代の教皇が聖骸布を奇跡的な遺物として是認してきたが、カトリック教会全体としては、その真正性について公式な立場を取っていない。
この謎めいた聖遺物は、科学と信仰の境界線上で私たちに問いかけ続けている。最新の科学技術によって明らかになる事実と、古来からの信仰心との間で、人々の心は揺れ動くのかもしれない。
参考:Express.co.uk
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提供元・TOCANA
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