■正解のキー、やはり超便利だった
結論から言うと、実在する電卓キーは「HMS」キーである。同キーの機能について、電卓検定協会の担当者は「HOUR/MINUTE/SECONDの省略で、時間計算をするキーです」と説明している。
めちゃくちゃ便利そうなことは伝わってくるが、イマイチ使い所がピンと来ない…と言う人もいることだろう。
そこで、同キーが活躍する具体的なシチュエーションについて尋ねたところ、担当者からは「430分は、何時間何分か」「10時間35分46秒と、9時間40分37秒の合計時間は」「時給1,500円で13時間20分働いた際の賃金は」という3つの例題が挙がった。
いずれも決して「難しい」問題ではないのだが、複数の単位が使用されているため、実際以上に難しく感じられる。特に、2番目の問題に苦手意識を覚えた人が多いのでは。