ビッグフット、イエティ、野人など世界中で様々な名称で呼ばれ、目撃情報なども寄せられる巨大人型未確認生物だが、未だにその存在は謎に包まれている。2019年4月には、インド陸軍がヒマラヤ山脈でイエティの足跡を発見したとして、公式X(旧:Twitter)にその写真を投稿するなど世界をざわめかせた。
実は中国でも巨大未確認生物の目撃情報は数多く寄せられており、過去には信じられないことに野人による殺人事件も発生していたことをご存知だろうか。決して都市伝説ではなく、地元政府をも巻き込んだ事件についてご紹介したい。
事件は1996年1月18日にさかのぼる。貴州省の山間部には少数民族のミャオ族が暮らす摆拉村という山村がある。この日、村に暮らす60代の男性が山道を歩いて帰宅してところ、巨大生物に遭遇。男性が巨大生物にさらわれる様子について複数の住民が目撃していたという。
事件を目撃した村の男性によると、男性をさらったのは体毛が多く生えている巨大な生物で、まさに人間の形をした野人のようだったと証言している。またその身体的特徴から、雌である可能性が高いことも分かっている。事件当時、野人は男性を山道沿いの河原に無理矢理連れていき暴行を加えていたという。さらに、男性の着衣を破り捨てるように脱がせ性的暴行まで加えていた。
当時、通信機器なども普及しておらず村人から最寄りの警察署まで50キロ近く離れていたため、当局が事件を把握したのは事件発生から数日後のことだった。その後、村人によって土葬されていた男性の遺体は、当局によって検死が行われた。その結果、男性の性器には外傷が多く改めて性的暴行されていたことが確認されたという。
こうした事態を受け、村を管轄する榕江県共産党常務委員及び地元宣伝部では、専門家と共に野人の捜索を行うため捜索隊を組織したのであった。捜索隊は野人のものと思われる毛髪や血液、排泄物などを発見したというが、野人の正体は結局今も分からずじまいとなっている。
実はこの地域では1930年代から野人の目撃情報が寄せられている。野人を目撃した住民の数は1000人を超えており、もはやその存在を否定することの方が難しいのだ。2004年には野人捕獲のため、地元メディア・貴州商報訊が、15日間にわたり山中を捜索したが発見には至らなかった。果たして野人の正体が解明される日は来るのだろうか……。
※当記事は2019年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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