政府広報オンライン「消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール」によると、割賦販売法により利用限度額が30万円以下のクレジットカードであれば、過剰な債務や延滞などを確認する簡易な審査で発行可能とされている。

そのため、1つの目安としては30万円以下にすると良いだろう。もちろん、普段自分名義のクレジットカードを使う予定があまりないなら10万~20万円でも構わない。

突破口3:家族カードを検討する

専業主婦(主夫)で、食品や日用品の買い物のためにクレジットカードを作りたいなら、家族カードを検討しよう。

家族カードとは、クレジットカードの追加カードの一種で、本会員の配偶者や18歳以上の子どもなどが利用するために発行される。利用分の請求は本会員に対して行われる仕組みだ。

なお、家族カードは本会員の利用状況に特段問題がなければ追加発行されるケースが大半である。

アルバイト・パート・在宅ワークを始めたら間口は広がる

実際のところ、月数万円であっても、働いて収入を得ていたほうが作れるクレジットカードの選択肢は広がるのも事実だ。

また比較的審査基準が甘めのクレジットカードであれば、アルバイト・パート・在宅ワークでも審査に通る可能性は十分あるので、ぜひ検討してみよう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、AFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者(試験合格)