「スマホ料金引き落とし」に要注意!

注意したいのが、スマートフォンの支払い遅延でもブラックリスト入りしてしまうケースがあることだ。

ただし、スマートフォンの「通信料金」の支払い遅延では一般的にはブラックリストに載ることはなく、支払い料金の中にスマホの「本体代金」の分割払い分が含まれる場合にブラックリスト入りするリスクが高まる。

割賦販売法により、スマホの本体代金の割賦金の支払い遅延は信用情報機関に登録されるからだ。

ブラックリストに載っているかどうかを確認する方法

ブラックリストに載っているかどうかは、個人でも確認できる。やり方は、信用情報機関に開示請求するだけなので簡単だ。

信用情報機関は以下の3種類ある。

・CIC:主にカード会社が加盟
・JICC:主に消費者金融会社が加盟
・KSC:主に銀行などが加盟

信用情報機関によって請求方法や開示方法が異なる。手数料はそれぞれ500円~1,500円程度必要になる。

信用に一度傷がついてしまうと…

お金には困っていないのに、引き落とし口座にたまたまお金がなかっただけで、クレジットカードが作れない、ローンが組めないなどの事態に発展してしまうことがある。

信用情報は一度傷がつくと回復しにくいため、あとあと後悔しないように、しっかりと支払い期日や口座残高を定期的に確認するようにしよう。

文・MONEYTIMES編集部
協力・荒井美亜(ファイナンシャル・プランナー)

立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。