古代から現代に至る「終末」との関り

 聖パウロは信徒への手紙の中で神の「信仰の盾」に言及している。「空を航海する船」は中世アイルランドでよく見られたテーマであったが、それは教会という「船」が信者に与える安全を象徴したものである。
 異常現象の報告は、キリスト教信者が聖書の黙示録で予言されている審判の日を恐れ、あるいは望んでいたあらゆる節目・ミレニアムに増加した。UFO学は、世界の終わりに関するキリスト教の予言を魅力的な形で発展させてきた。そこでは、救世主が悪魔的な宇宙人から我々を救うために戻ってくる宇宙旅行者を装っているようにも見える。
 毎年何百人もの人々がUAPの体験を報告している。その体験についてインタビューを受けると、宗教的であることを認める人もいれば、そうでないと主張する人もいる。重要なのは、UFO学は宗教と科学を調和させる存在であるということだ。
 古代のテキストによって記述された物体や輝きが何であったか、今となっては知る由もない。それらは本物だったのか、心理的ストレスの結果であったのか。少なくとも古代の重要なUAPの目撃談は、多くの場合不安と差し迫った変化の状況を物語っている。古今東西のUAPは、我々の危機を空の物体に投影する必要性を裏付けている。古代の人々は、空を注意深く観察することで、そこに多くの警告を見出していたのだ。

(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。

参考:「Unexplained Mysteries」

文=にぅま(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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