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この『おもひでのバイク』では、みなさまの過去の愛車を紹介させていただくページです。
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車両を購入した理由
1983年10月に念願の限定解除を果たし、すぐに購入したのがカワサキのZ750GPでした。半年後、そのZ750GPを手放して、次にスズキのGR650を選びました。当時、ふと2気筒に乗ってみたくなり、それも新車でと思い決めたのがこのバイクでした。カワサキのW3とかヤマハのXS650では敷居が高かったという記憶もあります。ところが、販売店の店主も周りの仲間からもあんなカッコ悪いのはやめた方がイイと反対されてしまいました。不人気車だったのでメーカーにも在庫が無く、でもどうしても乗りたかったので、店主に頼んで探してもらいました。
どんなバイクでしたか?
このGR650の価格は478,000円と、当時の400cc並の価格でした。車重は178kgと軽く、2気筒独特のトルク感が体感できて乗って楽しいバイクでした。確かに、アメリカンでもロードスポーツでもないし、中途半端でお世辞にもカッコいいとはいえないスタイルでしたが、巷で見かけることがなかったので妙な満足感もありました。乗って楽でしたから、前に乗っていたZ750GPよりはツーリングによく出かけていました。過去に所有していたバイクでもう一度乗れるとしたら何に乗りたいかと聞かれたら、GR650と答えるでしょう。今、乗ったらどんな感覚なんだろうと思います。
印象に残っている愛車との思い出
所有していた期間が3月から10月と短いながらツーリングシーズンでしたのであちこち走りました。半年で8,000kmでしたからよく走ったと思います。3月に買ってすぐ房総の方に彼女(今の妻)とツーリングに行ったのですが、午後になり急激に気温が下がり真冬並に寒くて二人で泣きそうになりながら走った辛い思い出があります。それから故郷の岩手まで夏休みの帰省に使ったり、ロングツーリングが楽しいバイクでした。