■「これは酷い」と波紋

こちらの光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿からわずか数日で約5,000件ものリポストを記録。

高速で遭遇した観光バス、危険すぎる運転にギョッとした 「これは酷い」と怒りの声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

Xユーザーからは「これは酷い」「流石にやっちゃ駄目でしょ…」「会社の指示なのかな?」「とんでもない運転手だ」など、怒りと驚きの入り混じった声が多数寄せられていた。

ポスト投稿主・しおさんに話を聞いたところ、こちらの光景は10月31日の午前9時35分ごろに、阪神高速13号東大阪線、近畿自動車道の交差分岐点「東大阪ジャンクション」にて目撃したものと判明。

そこで今回はこちらの走行について、西日本高速道路(NEXCO 西日本)をはじめとする関係者に、詳しい話を聞いてみることに…。

当時の現場の様子について、しおさんは「動画が始まる15分ほど前から渋滞に並んでおり、バスはその時は普通に並んでいました。ジワジワ進みながら10分くらい経ったタイミングで、運転手とバスガイドが降りてきて、ポールを踏んだり、手で倒したりしながら、何かを話していました」と、振り返る。

そして運転手だけ車内に戻っていく様子を見て「何かやりそうだな」と確信し、動画を撮影したそうだ。

5日、NEXCO 西日本に今回の事例について話を聞くと、担当者はこちらの動画を既に認識していたことが判明。走行の内容については、「今回のようなランプ(交差接続する道路相互を連結する道路)に限らず、原則として高速道路上での急な進路変更等は重大な事故に繋がる危険行為ですので、おやめください」とのコメントが得られた。

万が一、誤って走行してしまった場合については「そのまま走行し、次のインターチェンジで流出した後、再度正しい進行方向へと流入してください」と呼びかけている。