ルーカス・ポドルスキ 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸に在籍していた元ドイツ代表選手のルーカス・ポドルスキ氏は、2024年10月にケルンで自身の引退試合を開催。日本代表OBの槙野智章氏が参加したことで話題になっていたが、現在は古巣ポーランド1部グールニク・ザブジェの補強に携わっている模様。ジュビロ磐田から期限付き移籍中であるFW古川陽介の獲得にも関わったという。

 ポドルスキ氏はケルン、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテル、神戸などに在籍。2021年7月からザブジェでプレーしており、同クラブとの契約を2025年6月まで残しているが、2023/24シーズン終了後にスパイクを脱いだとみられる。

 そのザブジェには、かつて日本代表MF奥抜侃志やMF横田大祐が在籍していたほか、2023年夏には興國高校サッカー部所属FW宮原勇太を獲得。翌2024年には古川を迎え入れている。

 ポーランドメディア『goal.pl』で11月6日に掲載されたインタビュー記事によると、ザブジェのスポーツディレクターはポドルスキの役割について「彼は私に獲得した選手や代理人の連絡先を教えてくれるし、彼と直接話すこともある」と、クラブの補強に関わっていることを明言。古川の獲得について「ポドルスキ本人が磐田で古川を発掘し、彼ら(代理人など)と話した。そして最終的にここに連れて来たんだ」と語ったという。

 なおクラブ幹部は、ポーランドに日本人をはじめ外国人選手を連れてくることの難しさについて訊かれると、「彼らはポーランドでプレーすることに前向きだ」とコメント。ポドルスキの協力もあり、今後さらなる日本人選手獲得の可能性もあるという。