私たちの生活に欠かすことができない電車。通勤や通学で使っている人も多く、当たり前のように「急行」や「特急」といった電車の種類を口にしているだろう。SNSで話題になっていたのが「鈍行」について。驚くことに、今の若者には「鈍行」を知らない人も増えているというのだ。

若い人に「鈍行」が通じないって本当? 年齢や地域で差が出る電車の呼び方
普通列車の別の呼び方って知ってる?(画像はイメージ) (画像=『BCN+R』より 引用)

地方ではまだまだ使われている電車の呼び方

 そもそも「鈍行」とは、快速や特急ではなく、普通列車や各駅停車の電車を指す時に使う言葉。昔から使われてきた言葉だが、ネット上には「20代の子に鈍行って言ったら、初めて聞く単語だったようで、『なんで各停って言わないんですか?』って聞かれちゃった」「若い子に鈍行が全く通じなくて焦った!」「え? 鈍行知らないなんてウソだろ?」といった声があがっていた。

 若い子はすべて鈍行を知らないわけではなく、どうやら地域によって差もある様子。都市部ではあまり聞くことがなくなっているが、地方ではまだまだ鈍行が通じるところも多い。「うちは田舎だけど、普通に若い子も鈍行って言ってるよ」「都市部では使わないの? 地方都市だとまだまだ現役の印象あるな」といった声も結構多く聞かれた。

 また、鈍行と各駅停車を使い分けているという人も。通勤や近距離で使う場合の普通列車を「各停」、長距離を普通列車で行く場合を「鈍行」というように、イメージで使い分けているようだ。「新幹線で行くような距離を、あえて普通列車に乗る時に『鈍行で行く』って言ってる」との声があがっていた。

 響きに趣を感じる「鈍行」という言葉。若い人に通じにくくなっていることは事実だが、なんとか地方で生き残ってほしいと感じてしまう。(フリーライター・井原亘)

■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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