ガブリエウ・バルボサ(ガビゴル) 写真:Getty Images

 ブラジル1部CRフラメンゴ所属の元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)は、スポーツ用品メーカー「Mizuno ( ミズノ)」との契約締結で話題に。Jリーグ移籍の可能性も報じられているが、ここに来て同選手を去就に変化があったという。

 現在28歳のガビゴルは、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックにおけるブラジル代表優勝メンバー。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍したが、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。2019年からフラメンゴでプレーしている。

 フラメンゴ移籍後は、2022年にコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝を果たしたガビゴル。2023年4月にブラジル・ドーピング規制当局による検査を拒否したことにより、翌2024年に2年間の出場停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が処分保留としたことにより、現在も公式戦でプレーしている。

 そんなガビゴルの去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が9月17日、2024シーズン終了後に契約満了で退団する可能性を報道。日本、サウジアラビア国内クラブからオファーが届いた可能性も伝えていた。

 また『グローボ』は10月25日、ガビゴルとフラメンゴの交渉状況について「フラメンゴは1年の契約延長と年俸アップを打診。しかし選手サイドはこれを拒否」と、破談の可能性を報道。

 そんななか、同選手は11月4日に行われたブラジル国内カップ戦決勝の1stレグ(対アトレチコ・ミネイロ)で2ゴールをマーク。チームメイトや指揮官から称賛されているが、ブラジルメディア『Bola Vip』は試合後に「ガビゴルとフラメンゴは、新たに2年契約を結ぶことで合意間近だ。移籍報道に終止符が打たれる」と伝えている。