■軽犯罪法に触れるおそれも
近年の熊の個体数の増加などにより、とくに2023年には人的被害の報告が急増したこともあり、護身用に熊よけスプレーを購入する人も。
スプレーの主成分は唐辛子の辛味成分であるカプサイシンなどで、刺激を与えて熊をひるませて撃退することを目的としている。
購入に法的な制限はないものの、熊を撃退するほどの威力があるため、誤って人に噴射すると非常に危険であることから、正当な理由なく所持していると軽犯罪法に触れるおそれも。多くの製品で使用期限が製造後4年程度ということもあり、処分に困る人もみられる。