スウェーデン1部リーグ覇者のマルメFFに所属するスウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンには、Jリーグ移籍の可能性が報じられていたが、ここに来て同選手の去就を左右するような出来事があったという。
現在32歳のテリンは、身長189cmで右利きのストライカーであり、アンデルレヒトやバイエル・レバークーゼンに在籍していたほか、スウェーデン代表の一員として2018年開催のFIFAワールドカップ・ロシア大会でプレーした実績の持ち主。2022年3月にマルメへ復帰すると、3シーズン続けてスウェーデン1部リーグで2桁ゴールをマーク。今季は25試合の出場で15ゴール4アシストと、チームをリーグ優勝に導いた。
テリンを巡っては、スウェーデン紙『Sportbladet』が2024年1月に浦和からオファーが届く可能性を伝えていたものの、同選手が現役を引退したホセ・カンテの後釜として浦和に加入することはなかった。
それでもスウェーデンメディア『FotbollDirekt』は10月29日、独自に入手した情報として「日本、韓国、サウジアラビア国内クラブが、テリン獲得オファーの提示を検討」と報じるとともに、日本国内クラブが移籍金1000万スウェーデン・クローナ(約1億4400万円)を用意している可能性もあわせて伝えていた。
そんななか、マルメFFが11月5日にテリンとの契約延長を公式発表。選手本人は2024年1月の時点で、クラブとの契約が2025年12月まで残っていることを明かしていたが、今回新たに2年契約を締結。今冬移籍の可能性は限りなく低いとみられる。
浦和をはじめ、直近数年間で北欧出身選手の獲得が相次いでいるJリーグクラブ。テリンの日本行きは消滅したと考えられるが、2024シーズン終了後の大物選手のJリーグ挑戦が期待される。