伊藤涼太郎 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟に在籍していたMF伊藤涼太郎は現在、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の主力選手として活躍。日本代表招集から遠ざかっているとはいえ、チームメイトのMF藤田譲瑠チマとともに移籍の可能性がある一方、ここに来て問題を抱えた可能性が報じられている。

 同選手は新潟時代の2022シーズンにJ2リーグ全試合出場で9ゴールと、クラブのJ1昇格に大きく貢献。2023シーズンもリーグ戦で7ゴールと存在感を発揮すると、同シーズン途中でSTVVへ完全移籍する。そして海外挑戦1年目からベルギー1部リーグ36試合でプレーすると、今季もここまでリーグ戦12試合の出場で1ゴール2アシストを挙げている。

 伊藤については、ベルギーのスポーツ番組『TVL Sportcafe』が10月17日に「STVV退団が予想される」とリポート。26歳と若手選手ではないことを指摘した上で、同選手の市場価値を250万ユーロ(約4億1000万円)と見積もっていた。

 そんななか、ベルギー紙『HBVL』は11月5日、伊藤が9日のKVメヘレン戦で欠場する可能性を報道。現時点で怪我の程度は報じられていないが、今月はじめにコンディション面で何らかの問題を抱えたとみられる。

 GK鈴木彩艶(パルマ)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(リバプール)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と、これまで日本代表の主力選手を輩出してきたSTVV。伊藤のステップアップ移籍も期待されるだけに、同選手の状態が気がかりだ。