ラドゥ・ドラグシン 写真:Getty Images

 2023年1月にジェノア(イタリア1部)からトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)に加わったルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(22)だが、思うような出場機会を得られていない。そのなかで、古巣復帰の可能性が浮上した。

 ユベントス(イタリア1部)ででプロキャリアをスタートさせたドラグシンは、イタリア複数クラブでプレー。空中戦の強さや長いリーチを活かした鋭いタックルを武器としているが、今季はプレミアリーグ3試合の出場にとどまるなど、アンジェ・ポステコグルー監督からの信頼はつかめていない。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、守備の要としてプレーしていたブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルが負傷離脱したユベントスが、その代役としてドラグシンに興味を持っている模様。同選手は2018年から2023年まで在籍したユベントスと今でも強い絆を持っているようだ。

 ルーマニア代表DFはユベントスからのオファーに耳を傾ける意思があるというが、古巣クラブは完全移籍ではなくレンタルでの補強を希望しているとのこと。また、トッテナムが2ヶ月以内に同選手のレンタル移籍を容認するかは不明であり、ユベントスは市場を模索しているようだ。

 なお、ユベントスのスポーツディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は来年1月の移籍市場でセンターバックの補強に動くことを認めており、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)でプレーするスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルにも興味を持っている模様。シュクリニアルはインテルでセリエA王者になった経験をあり、イタリアでの実績は十分となっている。