Vストローム1000XT ABSは冒険心をくすぐるアドベンチャーツアラーでありながら、高性能水冷Vツインエンジン、アルミフレームなど、スポーツモデルの要素を取り入れた新ジャンルのバイクです。TL1000S/R、SV1000/Sに搭載した1000cc水冷V型2気筒DOHC 4バルブエンジンに、より熟成したフューエルインジェクションを搭載することで低燃費を実現し、航続距離を延長させた。アルミ製フレームの採用も相まって、207kgの乾燥重量も実現しました。
Vストローム1000XT ABSの車種プロフィール
Vストローム1000XT ABSは、1988年に海外で発売したDR-BIGのDNAを継承し、冒険をイメージさせる力強く野生的な造形を採用しつつ、軽快さを表現するコンパクトでスマートなスタイリングとしました。エンジンは低・中速域での力強さと扱いやすさを高めた1000cc 4サイクル水冷90°VツインDOHC 4バルブ。3段階のモード選択機能を備えたトラクション・コントロール・システムをスズキの二輪車で初採用し、エンジン出力をより効率よく後輪に伝達しています。
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バイクインプレ
本日はVストローム1000XT ABSのインプレッションを行います。エンジンは水冷4サイクル90°V2気筒 DOHC4バルブ、排気量996cc、ボア×ストローク98×66㎜、最高出力98ps/7600rpm、最大トルク101N・m/6400rpmです。それではスズキが誇るV2エンジンを味わってみます。
高速道路を巡航しています。モデルにはスズキのTL1000 というスポーティなモデルのエンジンをチューニングして搭載しています。速度は6速トップギアで80㎞/h弱。高速道路のアベレージとしては、かなり遅い速度で走っています。
まずは前のトラックを追い抜いてみましょう。トップギアでスロットルをひねっただけですが、あっという間に制限速度を飛び出してしまいそう。エンジンは、パワー、トルクとも余裕があります。感覚として排気量が1000cc程度とは思えないほどパワフルです。
大きなトルク変動の感触がリアタイヤに伝わるとともに、それがライダーの体を前に押し出します。減速とシンクロしながらそのまま加速していく感じなので、それほど不快な振動ではなく、マイルドなバイブレーションと言えます。スズキの技術者のアイデアで長距離の巡航を飽きずにこなすことができるエンジン特性になっているのではないかと思います。
足つき
車格は全長・全幅・全高は2,290×865×1,340㎜、装備重量は207㎏。シート高は850mmと高めですが、大型のアドベンチャーモデルとしては良好です。足つき性の要因は、シートレールの形状によるものです。シートの先端部からタンクの高端部にかけてシートがボディに絞り込まれており、足つき性に貢献しています。
走り
エンジンを少し回してみたいと思います。6速トップギアで速度は100㎞/hからギアを4速に落として速度を維持します。あまりエンジンの感触は変わりません。もちろんスロットルを開けた時り蹴り出す感触は強くなっているので、「ギアが落ちている」ということはわかりますが、全体的なエンジンの味わいはあまり大きく変化しないようです。
今度は2速です。同じ速度を維持すると、トルク変動ピッチが細かくなりました。アクセルを開けると強力に加速します。スロットルを開けている時はフロントフォークがバーンと伸びて、閉じた時には沈む感じが伝わります。
ギアを6速に戻しました。先ほどの 2 速と比べると、トップギアでの走行は平和そのものです。メインフレームはVストローム650XT ABSと共通で、スーパースポーツ並みに強固ですが、前後の足回りをしなやかにチューニングすることで、全体的な硬さをカバーしているようです。
路面のギャップに対してスピーディーに動いてくれるショック、アブソーバー、そしてフロントフォークという感じです。特にフロントフォークは強くブレーキングした時などはコシがあるというか、踏ん張り感が強いです。この辺りからもこのモデルのオンロード走行を重視しているキャラクターであることがうかがえます。
Vストローム1000XT ABSにはラケット式ウインドスクリーンがついていて、手動で3段階に調節できます。最も立った状態だとライダーの肩口辺りぐらいまではカバーしてくれるうえに、ヘルメットシールドの真ん中あたりぐらいまでウインドプロテクション効果が及んでいるので、冬場のツーリングにはありがたい装備です。思わず冒険に出たくなるVストロームは、ライダーの遊び心を満たしてくれる一台です。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。