人生100年時代、老後貧乏は他人事ではありません。

本稿では、現役時代はお金に余裕があったのに、定年退職して老後貧乏になってしまったエピソードについてMONEY TIMES編集部がアンケート調査しました。

■定年退職後も海外旅行やゴルフ三昧

現在の年収は300万円程度です。しかし、現役時代は40代で会社役員となり、最高年収は1,440万円ありました。そして、自社株も2万株程持っていました。

60歳で定年退職して退職金は3,600万円程もらいました。40代で建売住宅を購入し、50代で注文住宅を建てました。それなりに豊かに暮らしていたと思います。

ところが、定年退職後もそれまでと同じように海外旅行やゴルフ三昧をしているうちに4~5年で貯えの底が見えてきたのです。

株も暴落してほとんど価値がなくなり大損です。現在の年収は年金とアルバイトで300万円程度になります。貯金額は150万円程度しかありません、まさに老後貧乏の真っ只中にあります。

■贅沢のしすぎで老後貧乏に

老後貧乏の原因は老後の生活を全く考えていなかったことです。さらに若い頃から貯蓄の習慣が全くなかったことも影響していると思います。

現役時代に老後を意識して貯蓄をしていれば、老後貧乏にはならなかったのではないかと思っています。