J3優勝・J2昇格を果たした大宮アルディージャは、大手飲料メーカー『レッドブル』によるクラブ買収、レッドブルサッカーテクニカルディレクターを務める元ドイツ代表FWマリオ・ゴメス氏の来日で話題に。11月5日には2025シーズン以降に採用されるとみられるエンブレムデザインがネット上で流出し、ファン・サポーターの間で波紋が広がっている。
特許庁への商標登録出願状況を専門に扱う『商標速報bot 1号』によると、レッドブル社は2024年10月25日に「RB大宮アルディージャ」「RB OMIYA ARDIJA」という名称が入った画像、それにレッドブルのロゴマークに「OMIYA ARDIJA」という文字を加えた画像を出願したという。
この特許庁に出願した画像をもとに、ネット上ではエンブレム変更の可能性を予想する声が。現行のエンブレムと異なり、旧大宮市のマスコット的存在であり、スペイン語で「ARDILLA(一般的に読みやすくするためにARDIJAとしている)」を意味する「リス」が消えた可能性を多方面から指摘されている。
ただ一方で、クラブカラーであるオレンジが残っている点を前向きに捉えるファン・サポーターも。エンブレム変更の可能性を巡って、早くも議論が白熱している。
なおレッドブル社は、日本代表MF南野拓実(ASモナコ)の古巣であるオーストリア1部ザルツブルクを2005年に買収すると、2009年には当時ドイツ5部だったライプツィヒの経営権を取得。わずか8年でブンデスリーガにまで昇格させたことで話題を呼んでいたが、買収されたクラブはいずれもレッドブル社のロゴが入ったエンブレムに統一されている。
Jリーグ史上初となる外資系企業の参入により、注目度が上がっている大宮。クラブの今後について様々な憶測が駆け巡っているが、まずはクラブやレッドブル社からの正式な発表を待ちたいところだ。