アーセナル所属DF冨安健洋は、怪我により11月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア、中国)でも、日本代表に招集されない模様。稼働率が低いことを理由に批判を浴びるなか、アーセナル退団の可能性が高まっている。
2021年8月にボローニャからアーセナルへ完全移籍して以降、何度も負傷離脱を余儀なくされている冨安。2024年夏も膝に問題を抱えると、今季開幕から1か月以上にわたり公式戦でベンチ入りせず。それでも10月5日に行われたプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦では、84分から右サイドバックでプレーし、今季初出場を果たしていた。
しかし英メディア『チームトーク』は、同選手がサウサンプトン戦で負傷したと報道。ミケル・アルテタ監督が11月上旬の時点でも日本人ディフェンダー復帰の見通しが立っていないことを明かしただけに、インドネシア戦や中国戦に間に合わないとみられる。
そんななかアーセナルは4日、2019年7月からテクニカルディレクターやスポーツディレクターを務めていたエドゥ氏の辞任を公式発表。冨安の獲得を手掛けた人物であるだけに、同選手としては後ろ盾を失った格好だ。
くわえて英紙『ミラー』は4日、冨安の去就について「彼はアーセナル加入後、怪我に苦しんでいる。時期は分からないが、移籍してもおかしくない」と、退団の可能性を報道。アーセナルと同選手の契約は2026年6月まで残っているが、2024年夏以降はユベントスやインテルなど複数クラブからの関心が報じられている。
負傷離脱を繰り返し、思うようなシーズンを過ごせていない冨安。エドゥ氏の辞任は、同選手の去就を左右するファクターのひとつになるかもしれない。