インドネシア代表は11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表と対戦。かつて東京ヴェルディでプレーしていたDFプラタマ・アルハンの他に、元セレッソ大阪所属のDFジャスティン・ハブナーをはじめ帰化選手を15名招集したが、この日本戦を前にアジアサッカー連盟(AFC)に不満を抱いているという。
インドネシアメディア『Lampost』が4日に伝えたところによると、ジャカルタ開催の一戦ではカタール人のハミス・アルマッリ氏が主審を担当するとのこと。同氏は2024年1月に中東で行われたAFCアジアカップのインドネシア対日本でも主審を務めており、この時は日本が3-1で勝利した。
またアジアカップのインドネシア対日本では、前半2分にFW上田綺世(フェイエノールト)がペナルティエリアでDFジョルディ・アマトで倒された際、当初はノーファウルの判定だったが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入によりPKの判定に変更。上田自らが決めると、その後も日本のペースで試合が進んだ。
『Lampost』はアジアカップでの敗戦について「上田とアマトの接触シーンで、アルマッリ主審は物議を醸す判定を下した」と、カタール人審判員を批判。「インドネシアサッカー協会(PSSI)は以前からAFCに対して、中東の審判員を北中米W杯予選で割り当てないよう求めていた。今回の日本戦における審判割り当ては、PSSIの要求が却下されたことを意味する」と、アジアカップ終了後の裏側を伝えるとともに、「中東の審判は、インドネシア代表に害を及ぼす」と不満をぶちまけている。
なおインドネシアは9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。ただ10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗れている。