日本代表は11月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、インドネシア代表や中国代表と対戦。2試合にむけての招集メンバー発表が7日に控える中、GK高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス)が日本代表への思いを告白。ただ、森保一監督が求める代表GKの選考基準を満たさない可能性があるという。
現在28歳の同選手は、横浜FC、サガン鳥栖、横浜F・マリノスでプレー。2022シーズンにはJ1リーグ全試合で出場するなど、横浜FMのJ1優勝に大きく貢献した。そして2022年2月に横浜FMからバンクーバーへ完全移籍すると、海外挑戦1年目からレギュラーに定着。2024シーズンもMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)33試合の出場で7度のクリーンシートを達成したほか、プレーオフでもここまで全3試合でフル出場している。
MLSで好成績を残しているものの、今まで一度も日本代表に招集されたことがない高岡。海外メディア「The Asian Game」で11月4日に公開されたインタビュー動画では、「自分自身、日本代表招集に値すると思っているか」という質問に対して以下のように答えている。
「その質問に答えるのは厳しい。日本代表でプレーしたいと思っているし、招集されるためにトップフォームを維持して、可能な限りレベルアップする必要がある。ただ、(招集するかどうかを)僕自身が決めるわけではない」
日本代表のGK陣では、GK鈴木彩艶(パルマ)が正守護神を務めているほか、10月の最終予選では大迫敬介(サンフレッチェ広島)、谷晃生(町田ゼルビア)がベンチ入り。パリ五輪で活躍したGK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)のA代表入りを期待する声も挙がっている。
また元アメリカンフットボール選手の河口正史氏は、2024年3月にXで高丘のプレー動画をアップした上で、「MLSバンクーバーでプレーする高丘陽平選手、、動き出しが随分スムーズになったなぁと思ってたらやはり姿勢が素晴らしい、、でもまだまだ、代表に呼ばれてないから、、」と投稿。「森保さんは小さいGKは呼ばないらしいが、、それも越えるしかない、呼んで貰えるまで進化するしかない、、」と、森保監督の選考基準にも触れた。