ブライトン所属MF三笘薫は、11月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア、中国)にむけての日本代表に招集される見込み。欧州5大リーグを代表するアタッカーとして結果を残す一方、今もなおフィジカル面で問題を抱えている可能性が心配される。
同選手は2023/24シーズンこそ度重なる怪我により、リーグ戦で3ゴール4アシストという結果に終わったが、今季は開幕からリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で、1ゴール2アシストをマーク。11月2日開催のプレミアリーグ第10節リバプール戦では、DFアレクサンダー・アーノルドとのマッチアップを制し、現地メディアから称賛を浴びている。
またサッカー専門サイト『データMB』は10月25日、欧州5大リーグでプレーする選手を対象とした「リーグ戦における前方へのラン回数」トップ10を公表。三笘が47回で3位にランクインし、1位のビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)とは23差。MF久保建英(レアル・ソシエダ)も38回で10位に食い込んでいる。
持ち味のドリブルでプレミアリーグのみならず欧州全土から注目を浴びている三笘だが、以前からコンディションを心配する声が挙がっている。
同選手は9月22日に行われたプレミアリーグ第5節のノッティンガム・フォレスト戦でフル出場も、しきりに両手を腰に当てる素振りを見せていた。2024年1,2月のAFCアジアカップ終了後、腰を痛めて一足早くシーズンを終えていただけに、一部から負傷再発の可能性が指摘する声が挙がったが、10月の最終予選でも日本代表に招集されている。
三笘の異変は、10月15日のオーストラリア戦でも。AFCアジアカップ公式Xアカウントで公開された試合前の動画では、足を引きずるような歩き方でチームバスから出てくる同選手の姿が捉えられていた。そして前半には、左サイドからペナルティエリアへクロスを上げた際、DFルイス・ミラー(ハイバーニアン)から左足首付近を踏まれている。