元日本代表GKシュミット・ダニエルは、ベルギー1部KAAヘントでMF伊藤敦樹やDF渡辺剛とチームメイトだが、2025年1月に退団する可能性が浮上。オーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックの後釜として名古屋グランパスへ移籍する可能性も取りざたされる中、現地メディアが同選手の現状を伝えている。
シュミットはシント=トロイデンVV(STVV)で正守護神として活躍した後、2024年1月にヘントへ移籍。加入1年目は正GKの負傷離脱もあり、リーグ戦で8試合に出場していたが、今季はここまでリーグ戦で出番なし。カップ戦2試合でのプレーのみと序列低下が顕著だ。
Jリーグ復帰の可能性も報じられる中、ベルギーメディア『Voetbal』は4日にシュミットの現状を特集。「彼はわずか1年でヘントを退団する」として、以下のように綴っている。
「彼は地味で素朴なGKだ。スペクタクルなプレー、ファインセーブなどは、彼に向いていない。この日本人は魅力的なGKではないが、ただ自分の仕事をしようとしている、つまりボールを止めようとしているだけだ」
また記事では、「ヘントはシュミット・ダニエルを早急に退団させる必要がある。彼の高年俸はクラブ除外されるべきだ。今や第4GKとなっている」とクラブの意向も綴られている。
STVV時代にステップアップ移籍を望んでいたものの、移籍先で構想外扱いを受けているシュミット。2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバーであるとはいえ、直近1年間にわたり代表戦から遠ざかっているだけに、2024/25シーズン途中で所属クラブを変える可能性は考えられる。